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模試教材で問題を解くのは【実力チェック】です。

解説を読んで理解するのは【学習=知識をつける】です。

その後で、必要になるのが知識をスキルに伸ばすこと。

スキルを伸ばすために必要なのが【トレーニング】です。


特にトレーニングが必要で、その効果が高いのが、Part 3 / Part 4 / Part 7 です。
これらのパートの共通点は「長文」です。
長文にはパターンがあり、同じような内容であれば同じような話の展開となるため、
頭の中にシステムが作りやすいのです。

たとえば、ドラえもんにはドラえもんの、アンパンマンにはアンパンマンの決まったストーリー展開がありますね。
ビジネスにも同様に場面ごとに決まったストーリー展開があるため、それに慣れることでスキルを大きく伸ばせるのです。



<リスニング>

Part 3とPart 4に効果的なトレーニングをご紹介します。


●こんな方に効果的●

・リスニング中、聞こえてきた英語を頭の中で文字化してしまう。
・聞いているうちに迷子になってしまう
・聞いているときはわかる気がするが、聞き終わると頭に残っていない。
・英文スクリプトを読めば全部わかるのに、音についていけない。


●上記の原因●

「音と意味」、「意味とストーリー」を関連づけて聞くことに慣れていないために起こっています。



●トレーニング●

リスニング力大幅アップのための、「システムリスニング」

1.事前準備として、英文を読み、日本語訳もチェック→<100%理解する>

2.英文を見ずに、CDを繰り返し聞く→5回1セット×数回

  → 会話は似たような展開が多くあるため、異なる状況でも同じタイプとして処理できるようになります。

  例:コピー機が壊れる/在庫がない/会議室が空いていない=問題解決型


なお、声を出せる環境であれば、3回リスニング、最後の2回でCDを聞く際に英文を見ながらピッタリ重ねて音読することをオススメします。

Part 3 の場合は順番に、Part 4の場合は留守番電話やアナウンスなど、タイプごとのトレーニングをオススメします。
Part 4の場合、留守番電話には留守番電話の展開(名乗る→目的→詳細→しめ)、
アナウンスにはアナウンスの展開(あいさつ→目的→詳細→しめ)があるため、タイプごとに連続してトレーニングをすると、
頭の中にシステム(パターン)ができやすくなります。
 

ストーリーをイメージしながら聞きやすくなるため、リスニングスコアが大きく伸びやすいのが特徴です。






<リーディング>

Part 7に効果的なトレーニングをご紹介します。


●こんな方に効果的●

・ゆっくりなら読めるのに、速く読めない。
・読んでいるうちにわからなくなってしまう。
・読んでいるときはわかる気がするが、読み終わると頭に残っていない。
・Part 7は問題を解くためにしか読んでいない。


●必要なスキル●

ビジネス文書の構造を頭に入れたうえで、素早く意味を理解する。



●トレーニング●

リーディング大幅アップのための、「システムリーディング」


0.現在地チェックとして、1分間に読めるスピードを把握する。

  日本語訳を確認していない状態で、ストップウォッチで時間を計りながら英文書の意味を理解しながら読む。

  (本文のみでOKです)

  読み終わったらストップウォッチを止め、かかった時間をメモする。

  以下の計算式に当てはめて、1分間に読める速読を確認する。

  文字数÷読めた秒数×60 = 【1分間に読めるワード数】(WPM: Words Per Minute)

  例:200ワード÷100秒(1分40秒)×60 = 120 WPM
    200ワード÷65秒(1分05秒)×60 = 185 WPM

  
  理想は1分間に150WPM以上です。



1.事前準備として、英文を読み、日本語訳もチェック→100%理解する

2.冒頭で目的や概要を読み取る。段落がある場合は、各段落の冒頭がその段落の概要。

3.1文目→2文目→3文目と、徐々に内容が展開していくことを確認する。

4.読解スピードをチェックする

  時間を計りながら、「ギリギリ意味が入ってくる最速スピード」で読む。
  英語の語順で理解する感覚を味わう(意味が次々と追加されていくイメージ)